ミニバス

残したいもの

残したいもの

カメラなんて触ったこともなかった。

EOS kiss

結婚してヨメのEOS kissを初めて触った。でもシャッターを押したことはなかった。

kiss Digi

チビが産まれてkiss Digiを買った。レンズキットだった。でも使ったモードはオートだけだった。その後、コンデジが身近になって、家族の写真や旅先の写真などが増えた。kiss Digiは出番が減った。が相変わらずオート専門だった。

40D

チビが小学校5年生の時、運動会応援団副団長に立候補した。
人前に出て何かやるような子ではなかったチビが、初めて自分の意志で何かをやり遂げようとしていた。
その一所懸命な姿を残したかった。
20091112残したいもの1
40D + EF70-200mm F4L IS USM + EXTENDER EF1.4×II
どういう姿をどう残したいのか、果てしなく考えた。コンデジでは問題外。kiss Digiレンズキット + オート専門では、役不足と分かった。
カメラを40D + EF70-200mm F4L IS USM に買い替えた。言い訳が出来なくなった。
kiss Digiよ、上手に使ってやれなくてゴメン。新しいオーナーのもとで思う存分撮ってくれ。
露出、ホワイトバランス、シャッタースピード、絞り、ISO、分からないことばかりだった。それでも、40D + EF70-200mm F4L IS USM は自分の思いに応えてくれた。
運動会、チビは満足した応援が出来たようだ。
運動会、自分も充分満足したものを残せた。
チビがまもなく6年生になろうかという時、ミニバスケットをしたいと言い出した。
決して何かスポーツをやろうなんて思わなかったチビが、再び自分の意志でミニバスケットをしようとしていた。
その一所懸命な姿を残したかった。
20091112残したいもの2
5DmarkII + EF70-200mm F2.8L USM
どういう姿をどう残したいのか、果てしなく考えた。暗い体育館では、EF70-200mm F4L IS USM ですら役不足と分かった。
呆然とした。
レンズを EF70-200mm F2.8L IS USM に買い替えたかった。
しかし、高価すぎてそれは許されなかった。
ならばと、試合の時レンタルした。言い訳が出来なくなった。
高ISO、絞り2.8開放、それでも足りないSS。満足できる写真はなかなか撮れなかった。
右も左も、どう動いてよいかも分からず、ただ走り回った春の地区予選会。
圧倒的な相手チームの前に、なすすべもなく敗れた夏の地区予選会。
流れる汗もそのままに、ひたすら練習に打ち込んだ夏合宿。
最後はスタミナが切れた、新潟遠征試合。
ミニバスのフットワークの成果か、学年一速く走れるようになった100m競争。そして6年生の運動会では、リレーの選手に選抜。
ひたすらチビの一所懸命な姿を追いかけ、シャッターを押してきた。
暗い体育館、オレンジ色との格闘、高ISOノイズ。それでも、ファインダーから覗くチビの姿に勇気を貰って、シャッターを押す。
もっと綺麗に撮ってやりたい。もっとはっきりくっきり撮ってやりたい。もっと大きく撮ってやりたい。そして、
もっとカッコ良く撮ってやりたい。
間もなく、チビ達6年生の最後の地区予選会がやってくる。
全力を出しきって欲しい。
そして、その姿を全て残したいものだ。残された機会はあと1つ!。
2009.11.11 練習参加

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