EOS R

EOS R のフォーカスシステム:AF方式

【左上1】EOS R を使いこなすにはAF(オートフォーカス)方式を理解すること。まずは、AF方式の設定の仕方をマスターする。

AF方式の設定

AF方式とは、カメラがピント合わせを行う範囲(測距エリア)を選択する機能のこと。

設定方法

<SET>ボタン(Qボタン)+十字キーで「AF方式」を選択。<SET>ボタン(Qボタン)で決定。

7つのAF方式

EOS R には7つのAF方式がある

  • (顔)+追尾優先AF
  • 1点AF
  • 領域拡大AF
  • 領域拡大AF(周囲)
  • ゾーンAF
  • ラージゾーンAF(縦)
  • ラージゾーンAF(横)

(顔)+追尾優先AF

人の顔に自動でピント合わせを行う。人が動いていても自動でピント対象の顔を追いかけてくれる。液晶モニターをタッチして複数の顔から一人だけピント合わせも可能。

1点AF

1つの AF フレーム < □ > でピント合わせを行います。ピントの合う範囲が狭いので静止画など狙った位置にしっかりとピントを合わせたい場合に選択。

領域拡大AF

1つの AF フレーム < □ > と、隣接する上下左右の AF フレームでピント合わせを行います。1点AF では被写体の追従が難しい、動きのある被写体を撮影するときに有効です。

領域拡大AF(周囲)

1つの AF フレーム < □ > と、隣接する周囲の AF フレーム でピント合わせを行います。領域拡大 AFより、さらに広い範囲でピント合わせを行います。1点 AF では被写体の追従が難しい、動きのある被写体を撮影するときに有効です。

ゾーンAF

領域拡大 AF よりも AF 範囲が広い「ゾーン AF フレーム」で自動選択 AF を行うため、1点 AF や領域拡大 AF よりも被写体を捉えやすく、動きのある被写体を撮影するときにも有効です。
基本的に最も近距離にある被写体にピントを合わせます。なお、ゾーン AF フレーム内に、人物がいる場合は顔を優先してピントを合わせます。
ピントが合った AF フレームは < □ > で表示されます。

ラージゾーンAF(縦)

ゾーン AF よりもさらに AF 範囲が広い、縦長の「ラージゾーン AF フレーム」で自動選択 AF を行うため、1点 AF や領域拡大 AF よりも被写体を捉えやすく、動きのある被写体を撮影するときに有効です。
基本的に最も近距離にある被写体にピントを合わせます。なお、ゾーン AF フレーム内に、人物がいる場合は顔を優先してピントを合わせます。ピントが合った AF フレームは < □ > で表示されます。

ラージゾーンAF(横)

ゾーンAFよりもさらに AF 範囲が広い、横長の「ラージゾーン AF フレーム」で自動選択 AF を行うため、1点 AF や領域拡大 AF よりも被写体を捉えやすく、動きのある被写体を撮影するときに有効です。
基本的に最も近距離にある被写体にピントを合わせます。なお、ゾーン AF フレーム内に、人物がいる場合は顔を優先してピントを合わせます。ピントが合った AF フレームは <  > で表示されます。

広範囲のAFエリア

EOS R は測距可能エリアが広いので、画面の隅に被写体を置いた構図でもピントを合わせてくれます。また1点AF、領域拡大AF、領域拡大AF(周囲)、ゾーンAF、ラージゾーンAF(縦)、ラージゾーンAF(横)ではAFフレームまたはAFフレームゾーンを希望する位置に移動して撮影することができる。最大5,655ポイントのなかでAFフレームを自由に移動させながら自由に撮影できます。

(顔)+追尾優先AFはミニバス撮影向きか?

(顔)+追尾優先AFは、ゴールサイドに陣取りあるいは2階席からバスケットボード越しでの撮影では、選手が近づいたり遠ざかったりするプレーを追いかけるのは得意です。

動き出しからフィニッシュまで選手の顔を外すことなくフォーカスしてくれるのは安心感がありますね。

まとめ

Qボタン+十字キー

(顔)+追尾優先AFはミニバス撮影に使える。

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